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『二重の基準』という言葉がある。法律を学んだことのある人だと、「二重の基準=憲法の二重の基準論」と連鎖的に頭に浮かぶだろうが、ここでいう「二重の基準」とは、もちろん、憲法でいうところの違憲審査基準のことではない(余談だが、Hiroomi Ueda はもともと法学部出身で、冬にはマイナス5℃をにもなる八王子の山奥(中大八王子キャンバス界隈)のアパートに下宿をし、法律の勉強に勤しんでいた時期がある)。
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服飾の世界にしろ、工芸の世界にしろ、伝統文化や伝統技術を尊ぶ仕事に従事する者は、誰でも多かれ少なかれ保守的な性格を帯びる。すなわち、「時代との迎合」を忌み、「堅守」や「自尊」というスタンスを重んじる傾向に走る。
もちろん、「堅守」や「自尊」というスタンスを重んじることは、何ら悪いことではない。むしろ、価値観が多様化する現代だからこそ、なお一層大切にすべきものだと思う。「時代との迎合」は、一歩道を違えれば、伝統文化や伝統工芸の本質から逸脱する危険性を内包するからだ。
ただ、「時代との迎合」を頭ごなしに否定するのも、またよろしくない。なぜなら、伝統文化や伝統工芸の価値を評価する主体は、「現代に生きる私達(人間)」であり、そこからあまりに乖離した伝統文化や伝統工芸は、生き残る術がないからである。
そこで、FRIVOLITE の新たな試みとしてスタートするのが、美術館とのネットとリアルを融合させたコラボレーション企画。時期尚早にて、未だ全容を明かすことはできないが、乞うご期待。
Hiroomi Ueda
FRIVOLITE コラボレーション企画特設サイトはこちら『 西洋美術と東洋美術の艶 INACHU x FRIVOLITE 』
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